群馬から「新たな価値」・「イノベーション」を
創出するための
未来を見据えた異業種連携の
プラットフォームです。
領域:VIRTUAL
申請者名:東日本電信電話(株)、(株)長東、(一社)群馬県eスポーツ連合
【プロジェクトの目的 】
公共インフラが少なく、車への依存度が高い群馬県では高齢化社会に伴う移動弱者の増加や移動困難な地域が発生することにより、将来的に公共サービス(教育、医療、介護等)を均等に受けられなくなる恐れがある。サイバー空間(メタバース)を使い時間や場所の制約を超えて、自治体が提供するあらゆる公的サービスをメタバースを通じて現実世界にいる誰もが恩恵を受けることができる社会を目指し、実証実験を進めるものである。
【コンソーシアム形成のきっかけ】
群馬県は交通手段を車に依存し、医療過疎や教育地域間格差という課題を持っているが、その課題を解決する策としてメタバースに着目している3社が集まったことがきっかけである。メタバースは技術の黎明期で、どのプラットフォームを使えばいいか分からない中で、NTTグループが運営するDOORをベースに、より臨場感の高いVR機器(KAT WALK)等を組み合わせれないか?とチームが結成された。
【プロジェクトの進捗】
初年度は「教育」「遠隔医療」の2テーマに着目し、メタバース活用実証実験を展開中である。
実証中3件の現時点での活動状況を【別紙】で紹介する。
<実証1>メタバース空間での探求学習発表会(藤岡市立美土里小学校)
<実証2>歩行型VRデバイスでの防災避難訓練(桐生第一高校)
<実証3>薬局メタバース空間での健康相談(伊勢崎市赤堀公民館、イムノファーマシー伊勢崎店・みどり店)
【今後の展開】
藤岡市教育委員会の実証を中心に、学校現場のみならず社会人教育も含めてメタバース利用を進めたいと思います。また、KAT WALKの活躍の場を広げ社会実装を進めます。2023年には薬事法の改正により、薬局のデジタル化が進みますので、メタバース薬局を中心に医療のデジタル化を進めたいと考えています。