PROJECT プロジェクト

群馬から「新たな価値」・「イノベーション」を
創出するための
未来を見据えた異業種連携の
プラットフォームです。

セメントミルクを活用した舗装部の除草

実証実施企業名:都市環境美化

【実証の目的、背景】
弊社は、雑草を「刈り取る」から「生えなくする」技術を確立し、除草後10年以上、そこから雑草が生えない環境の構築を目指しております。
例えば行政では、毎年道路等の除草を行っていますが、およそ2ヶ月後には元の繫茂状態に戻り、職員さんの業務を圧迫しています。
また、舗装部の継ぎ目や隙間から生えてくる雑草は、景観を損ねるだけでなく、舗装の耐用年数を縮めたり、環境美化にも影響を与えたりしています。

【実証の内容】
まず、雑草が生えている場所(舗装と構造物の隙間やひび割れ)に向けて、高温高圧洗浄機(80℃)のノズル先端から水を噴射します。これにより雑草の地下茎を崩壊させ、根が表面に出てきます。
その後、雑草がなくなった場所にセメントミルクを充填し、そこに残っている根は強アルカリにて枯渇させます。さらに上面に接着剤プライマーBを丁寧に塗布し、最後に舗装面までコーキング材を充填することで、地下と地上を完全分離させ、雑草の再発芽を防止します。

高圧洗浄の様子

セメントミルク注入の様子

同工法を活用して、過去には国道353号線(群馬県桐生市)の歩道部や民間の駐車場等、計6カ所でも実証を行った実績があります。施工から最長で2年8ヶ月が経過していますが、全く雑草は生えておりません。(令和7年3月時点)

【今後の展開(予定)】
この技術を通じて道路や公共施設・民間企業様の駐車場等の雑草問題を根本的に解決し、景観維持とメンテナンスコストの削減を目指すとともに、人に優しい・美しい町作りを目指していきます。
本技術は弊社にて特許を取得しておりますが、今後も継続して、今回のような現場での実証を積極的に行っていきたいと考えております。
雑草問題にお困りの方、本技術にご興味のある方は、是非お気軽にご連絡ください。

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