PROJECT プロジェクト

群馬から「新たな価値」・「イノベーション」を
創出するための
未来を見据えた異業種連携の
プラットフォームです。

RFIDを活用した医療機器物流の強靱化 (医療レジリエンス強化)

領域:医療・ヘルスケア
申請者名:(株)栗原医療器械店、ジョンソンエン

【プロジェクトの目的】
地域医療機関への手術器械の適正使用支援業務(短期貸出・手術立会い・預託在庫管理)を医療機器の洗浄機能・DX化によりスムーズ且つ正確に行うため、医療機器物流の構造の変革・情報の可視化をする。従来、卸販売会社、医療機関がトレーサビリティの為に行っていたバーコード入力による検品作業を、RFIDを用いて簡略化し、情報プラットフォームを構築・連携する事でメーカーを含めた3者間のデータ共有が可能になり、人的課題・物流課題の改善を目的とする。

【コンソーシアム形成のきっかけ】
物流課題であるメーカー倉庫の首都圏の集約や物流リードタイム、BCP対策などを栗原医療器械店の物流倉庫で行うことでの解消。人的課題である、医療機器の検品業務や整合性チェックなどをRFIDを用いた医療情報プラットフォーム構築による解消。
これらの課題を解消するには、メーカー、卸販売会社、医療機関の協力が必要不可欠である。同じ業界課題を認識している慶友整形外科病院様とJ&J様にて形成するきっかけとなった。

【プロジェクトの進捗】
① RFID検品ソフトの改修・開発。1月末時点で70%程度完成。
② 情報プラットフォームの構築。 1月末時点で70%程度完成。
③ SIPデータの連携/各社データの変換などでシステム会社(SEAOS社)との調整中。
④ RFIDの医療機器物流への実用性の検証/推進チームにより実証中。
半導体不足の影響から必要器材の納入遅れもあり、1か月程度予定より遅れています。
⑤ 医療機器洗浄機の納入。受託準備の開始。

【今後の展開】
実証フィールドを拡大する為、県内医療機関への導入を目指す。
RFIDの有効性を評価し順次整形外科領域以外の診療科製品も対応できるようなシステム構築の検討を実施予定。業務効率化と医療機器洗浄サービス開始により、医療機器洗浄物流事業を受託し、従来からの物流と合わせて双方向の流通を見直し、中長距離ドライバー不足への対応、CO2削減、配送コストダウンを目指す。北関東エリア最大規模の医療機器物流拠点として緊急対応など地域医療への貢献できる体制を目指す。

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