サーキュラーエコノミー実現に向けた資源循環WEBシステムの構築

領域： グリーンテック
申請者名：ナカダイホールディングス、プラス、三井デザインテック、エクセル

【プロジェクトの目的】
2050年カーボンニュートラル実現へ向けてサーキュラーエコノミー・資源循環が強く求められており、再生資源利用についても年々需要が高まっている。本プロジェクトでは、廃棄物に関わるCO2の削減及び高品質な再生資源を生み出すため、廃棄物の素材ごとの徹底的な選別解体により埋立・焼却量を減らすと共に、クローズド・オープンな資源循環による地域循環ビジネスモデルを展開することを目的とし、今まで取得できなかった廃棄物に関わる情報を簡単に収集・蓄積できるWEBシステムの基礎開発を実施。

【コンソーシアム形成のきっかけ】
廃棄物の徹底的な選別・解体により常時リサイクル率99％以上を達成しているナカダイグループを中心としてWEBシステム構築・廃棄物の分析を行うため、排出事業者でありナカダイグループと共にリユース事業を展開しているプラス株式会社、同じく排出事業者でありサーキュラエコノミー実現に向けた様々な施策を展開する三井デザインテック株式会社、新たに廃棄物運搬業に参入する株式会社エクセルの3社よりプロジェクトへの賛同・協力を得てコンソーシアムを形成することとなった。

【プロジェクトの進捗】
廃棄物の分析結果を踏まえ、下記機能を備えたWEBシステムを開発。
・電子マニフェスト（JWNET）連携機能
・データ出力機能
・電子マニフェスト連携のためのログイン、権限管理機能
・リサイクル率、CO2等を可視化するダッシュボード

ダッシュボード画面：リサイクル区分別

ダッシュボード画面：リサイクル区分別廃棄物処理エリア別

【今後の展開】
開発したWEBシステムの利用により廃棄物に関わるCO2削減に貢献すると共に、追加開発を実施することで高品質再生材の製造・販売を実現し、サーキュラーエコノミー及び地域内資源循環に貢献していく。