PROJECT プロジェクト

群馬から「新たな価値」・「イノベーション」を
創出するための
未来を見据えた異業種連携の
プラットフォームです。

テクノロジーを活用した学びある体験型イベントの実証

実証実施企業名:株式会社ドラゴンナイト

【実証の目的、背景】
私たちはこれまで県内のICT教育に携わってきたが、近年、官民それぞれの取り組みにより、ICT教育の急速な普及を実感している。
既に興味をもつ子どもたちを育成する環境は全国有数といえる。
一方で、子どもたちを含めた興味のない方々にテクノロジーのオモシロさを伝える教育は不足しているとも感じている。そこで、私たちはICTやテクノロジーに興味をもつきっかけを生み出す、ボトムアップの目線でのICT教育を提案してきた。なかでも「テクノロジーと謎解き」をかけ合わせたイベントシリーズ「テク謎プロジェクト」をあらたに企画し、テクノロジーのオモシロさを伝える新たなICT教育の形を模索している。
本実証は、「テク謎プロジェクト」の効果を測定するとともに、これを継続可能な事業へと改善していくための意見を募ることを目的として実施した。

【実証の内容】
スマーク伊勢崎様にて、「爆弾を解除せよ」というイベントを実施。
AIを使ったリアルな人物表現やIoT学習教材で制作した爆弾を模した機械などに、謎解きを通して無意識に触れる機会を提供した。また、それらを解説する展示を併設した。
お子さまからシニアまで幅広い方にご参加いただき、参加総数は159組361名となった。アンケート結果によると、イベント全体に満足された方は91.8%、また参加したいと回答された方は98.6%で、おおむね好評であった。実際に爆弾のコードを切断し爆発を阻止する演出を取り入れたが、こちらも好評で、面白かったと回答された方が93.1%となった。
また事業の継続性の観点でも一定の成果を得られており、内部の各指標で、全て予想を上回る数値となった。
さらに企画や運営に、群馬大学の学生団体Re:Craneにも協力いただいた。
課題解決型の人材育成のひとつとして、大学生の育成においても一定の成果を得られた。

【今後の展開(予定)】
今回は「爆弾」という分かりやすいテーマで実施した。テーマのわかりやすさが、想定以上の集客となった要因の一つであると考えている。テク謎プロジェクトは爆弾以外のテーマでも実施予定であり、他テーマでの集客も引き続き実証していく必要がある。さまざまな企業とのコラボレーションや学生との連携などを引き続き検討していきたい。
また、講座の実施等、テクノロジーへ興味を抱いた参加者へのアフターサポートもあわせて検討していく。

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