PROJECT プロジェクト

群馬から「新たな価値」・「イノベーション」を
創出するための
未来を見据えた異業種連携の
プラットフォームです。

室内環境センサーを活用した在宅看護・介護の見守り支援

【実証の目的、背景】
今後、住み慣れたご自宅で生活を続ける高齢者は、さらに増加すると推計されています。訪問看護・介護事業者がご自宅を訪問する頻度は週に数回程度であり、訪問していない時間のほうが長いのが実情です。そこで、訪問外の時間帯の状況も継続的に把握できれば、高齢者の小さな変化を見逃さず、より適切なタイミングでの介入につなげられると考えます。
株式会社リコーでは新規事業として、二酸化炭素濃度・温度・湿度・照度を測定できる環境センサー
(https://www.ricoh.co.jp/products/list/ricoh-eh-co2-sensor-d101)を活用し、在宅で暮らす高齢者を対象とした見守り支援サービスの開発を進めています。

 

【実証の目的、背景】
NPO法人じゃんけんぽん様のご協力のもと、高齢者のご利用者様のご自宅に環境センサーを設置し、日々の生活環境データを継続的に取得します。取得したデータをもとに、温度・湿度・CO₂濃度・照度などの推移を分かりやすくまとめた日次レポートを作成し、関係者へ提供します。
これにより、訪問看護・訪問介護の「訪問していない時間帯」を含めて、ご利用者様の生活リズムや室内環境の変化を把握しやすくなります。例えば、室温の過度な上下や換気状況の変化、生活リズムの乱れが疑われる兆候など、見過ごされがちな小さな変化に早期に気づくことが期待できます。
実証では、レポートの有用性(現場での見やすさ・分かりやすさ)や、支援判断への活用可能性を確認し、得られた示唆をケアプランの検討・見直しに反映していただきます。あわせて、運用負荷(設置・確認・共有の手間)や、継続利用に向けた課題についても整理します。

【今後の展開(予定)】
本実証で得られた知見をもとに、在宅で暮らす高齢者の見守り支援サービスとして、商品化を目指して実証実験に取り組んでいます。まずは、環境センサーで取得した室内環境データを継続的に可視化し、日々の状況を把握できるレポート機能を中心に提供し、訪問看護・介護事業者やご家族の見守りを支援します。
あわせて、現場で無理なく運用できる仕組みづくり(設置・設定の簡便化、関係者間での情報共有、レポートの見やすさ向上など)を進め、サービスとしての実用性を高めていきます。
さらに今後は、AIを活用したレポートの自動作成や、データ分析機能の開発も予定しています。例えば、平常時の傾向を踏まえた変化の検知、注意が必要な可能性がある状況の分かりやすい提示、関係者への通知などにより、日々の見守り負担を軽減しながら、より適切なタイミングでの気づきや対応につなげられるサービスを目指します。

戻る

ページトップ