PROJECT プロジェクト

群馬から「新たな価値」・「イノベーション」を
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未来を見据えた異業種連携の
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自動運転レベル4対応無人電動ミニバスの初公道走行の達成

領域:交通・物流
申請者名:日本モビリティ、シンクトゥギャザー、群馬大学、前橋市

【プロジェクトの目的】
海外メーカーがシェアを拡大しつつある、自動運転レベル4に対応した無人電動ミニバス市場への進出を目指し、群馬県下の「自動運転×小型電動ビークル製造」技術を結集し、新型車両製造と市民参加型実証実験を行う。

【コンソーシアム形成のきっかけ】
本プロジェクトを実現するにあたり、日本モビリティ株式会社が中心となり、技術については、日本モビリティが持つ自動運転の技術と、株式会社シンクトゥギャザーの小ロットでの低速電動コミュニティビークルの製造技術、実証実験の環境としては、群馬県の中心市街地を抱える前橋市と、伝統的な街並みを有する桐生市、次世代モビリティの社会実装モデルを研究する国立大学法人群馬大学で集結する構想を立て、各団体に協力を依頼し実現した。今年度は、前橋南I.C.周辺の大型商業地域周遊を目的とした実証実験実施を目標に、日本モビリティ、シンクトゥギャザー、前橋市、群馬大学で実施する。

【プロジェクトの進捗】
本事業の今年度の成果として、ハンドル等のない自動運転用に特化した無人電動ミニバスのナンバー取得を実現することができた。ナンバー取得手続きに際しては、自動運転車両としての完成度を高めるため、手動回送用の折畳式運転席を始め車両本体の改修を行うとともに、自動運転レベル4走行だけでなく、手動回送や運転手搭乗型レベル2での車両運用ができるように、ゲームパッド型コントローラへの機能実装を行った。また、試験路での安全検証を実施し、安定して自動走行が可能であることを確認した。その後試験路での体験試乗会を実施した。前橋南I.C.周辺の大型商業地域周遊を目的とした実証実験は、2024年4月に実施する。

【今後の展開】
2024年度には、量産タイプの受注を開始し販売を目指す。また、自動運転レベル2での実証実験を複数箇所で実施する。2025年度には、自動運転レベル4の認可手続きを経て、公道にて無人での定期走行開始を目指す。日本モビリティ株式会社においては、本事業で製造した無人電動ミニバスの実証実験の実施による導入機運の高まりに応じ、基礎自治体を対象とした、自動運転走行難易度を緩和させる次世代交通街づくり計画支援や、道路インフラの改良工事に対する支援なども併せて展開する。

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