群馬から「新たな価値」・「イノベーション」を
創出するための
未来を見据えた異業種連携の
プラットフォームです。
領域:VIRTUAL・AI
申請者名:アドテックス、spiker、群馬大学
【プロジェクトの目的】
群馬県における少子化、産科医師偏在に伴う産科遠隔医療の需要に加えて全国的な医師の働き方改革がされる中、目指す社会は妊婦が自身の医療情報を簡単に取得し利用できる社会です。AIを利用して重要な医療情報を自分の手で取得できるAIウェアラブルCTG(cardiotocography:胎児心拍数陣痛図)を用いて自宅で胎児の健康状態を計測し、危険な兆候が有れば病院へ行くという未来のお産を実現すること。
【コンソーシアム形成のきっかけ】
医療機器製造の認可を取得しているアドテックスとCTGのAIを開発するspikerと試作機による実証実験を行う群馬大学医学部附属病院が集まりコンソーシアムを形成した。
【プロジェクトの進捗】
・CTG本体はハード試作済み。安全性検査を行えばヒトでの試験実施ができる段階。
低コストを実現すべく純アナログ回路で高S/N実現を目指した。
・CTGで取得した胎児心拍のアナログ信号から心拍数に変換するアルゴリズム開発と実装
・胎児心拍の経時変化から胎児の状態を判断するAIに関し、教師データの作成とAIへの実装
・CTGセンサーを妊婦が容易に装着し続けられるレギンスの開発と製作
胎児心音センサー(円柱部分)とアンプ、心音を聞くスピーカー
※ アンプは9V角型電池駆動で、後ろのアンプケースに収納されている。
陣痛計(円柱部分)とアンプ
※ アンプは9V角型電池駆動で、後ろのアンプケースに収納されている。
センサー部分を収納するカバーを製作。
※ 手で持ってセンサーを動かすので、使い勝手の良い形状検討のため、複数のカバー
※完成したレギンスを着用した妊婦さん
【今後の展開】
国内初のCTGにAIを搭載し、スマートフォンアプリを用いて妊婦が自宅で医療者のアドバイスが無くても使える形を実現する。
妊婦が体に装着する胎児心音トランスデューサと陣痛トランスデューサを出来るだけ軽くしてベルトレスのレギンス装着にて可能にする。
コンシューマ製品として高度な医療情報の提供と妊婦が購入しやすい価格でのサブスクを実現する。